2023年12月24日「ふるさと山田の歴史と文化を守り伝えること」講演会が山田中央公民館小ホールで開催されました。

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企画展「ふるさと山田の歴史と文化を守り伝えること」は2023年12月15日から24日まで開催され、最終日の24日が歴史講演会でした。


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東北学院大学教授 辻 秀人氏による「房の沢古墳群が語る山田町の古代」

房の沢古墳群は、末期古墳群全体が解明された極めて貴重な調査例であり、刀剣類は保存状態が極めて良好なので貴重な資料であること。
7世紀後半から8世紀にかけてのこの地の墓制は文化を知るうえで欠かせない資料であることを知ることができました。

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筑波大学大学院教授 松井 敏也 氏「文化財保存科学と山田町」

松井先生は震災後、鯨と海の科学館の再興事業に携わり、毎年のように町に訪れています。
物は全てにおいて劣化しいくもので、いかにその寿命を延ばすか。保存の役割とは?
文化財を「保存」するということについて、考えさせられました。


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東北大学埋蔵文化財調査室 千葉 直美 氏 「房の沢古墳群出土鉄製品の再保存処理」

出土した蕨手刀(わらびてとう)の保存処理についての詳しい解説を聞くことができました。

鉄はさびる、保存処理は資料の寿命を延ばしているだけのことで、保管環境に注意し定期的な点検が必要であることを学びました。



会場の小ホールには房の沢古墳群発掘時の資料や、他の遺跡から出土した土器などが展示されていました。
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蕨手刀のレプリカです。
鞘に入ったまま埋められていたので、鞘の木の部分が溶けてなくなり金属だけになりました。
右端にあるのは鞘の先の方に取り付けられていた金具。

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鹿角と貝

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房の沢古墳群の発掘作業の様子

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黒曜石と切子玉


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房の沢古墳群を中心に山田町の主要な遺跡などを紹介した冊子をいただきました。

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冊子をご希望の方は山田町教育委員会までお願いします。

山田の遺跡に関しては町の図書館などに資料がございます。

また、岩手県埋蔵文化財センターのHPには発掘の様子や出土品など多数の写真を見ることができます。

埋蔵文化財センター
http://www.iwate-maibun.jp/



(千)